この星空の下で、君に恋をした

 雪は、さっきよりも少しだけ増えていた。

 一粒一粒は小さくて、
 風に乗って流れるように落ちてくる。
 星はまだ見えているのに、
 その輪郭が、ゆっくり曖昧になっていく。

 私は空を見上げたまま言った。

「……星、消えちゃいそう」

「全部は消えない」

 相沢くんは、そう言って、
 さっき指さしたあたりをもう一度見る。

「見えなくなっても、
 そこにある」

 その言葉が、
 なぜか胸の奥に深く沈んだ。