この星空の下で、君に恋をした

 私が扉を開ける。

 冷たい風が一気に吹き込む。

 風は冷たいけれど、
 耳が痛くなるほどじゃない。
 冬の始まりの、ぎりぎりの冷たさ。

 私はフェンスのそばまで歩いて、
 空を見上げた。

「……見えるね」

「うん」

 相沢くんは少し遅れて同じように空を見る。

 街の灯りは遠く、
 星は全部がはっきりしているわけじゃない。
 それでも、いくつかは確かに瞬いていた。