この星空の下で、君に恋をした

 一段、一段。

 屋上に近づくにつれて風が強くなる。

 扉の前で、
 私たちは立ち止まった。

 私の心臓が、やけにうるさい。

「……開けるよ」

「うん」

 ドアノブに手をかけた、そのとき。

 相沢くんが、
 小さく言った。

「連れてきてくれて、ありがとう」

 私は首を振る。

「一緒に来たかっただけ」

 その言葉は自然に出てきた。

 もう、隠す理由がなかった。