この星空の下で、君に恋をした

 一気に肺の奥まで入り込んできて、
 思わず肩がすくむ。

「寒っ」

 私が言うと、
 相沢くんが少しだけ立ち止まる。

「大丈夫か」

「うん。
 でも、こんなに冷たかったっけ」

「病院、暖かいからな」

 相沢くんはそう言って、
 ゆっくり歩き出す。

 歩幅は、自然と私に合わせてくれていた。

 駅までの道は、
 私にとっては見慣れた景色だった。