この星空の下で、君に恋をした

 覚えてくれていた。
 私が、ここにいること。

「相沢くんは……どうして、ここに?」

 聞いていいのか迷って、それでも聞いてしまった。
 声が少しだけ震えたのは、気のせいにした。

 相沢くんは、少し間を置いてから答える。

「……星が、見えるから」

 それだけ。
 理由としては、十分だった。

 同じ理由で、同じ場所にいる。
 それだけなのに、胸の奥が静かに温かくなる。

 私は、星を見る理由がひとつ増えたことに、まだ気づいていなかった。