この星空の下で、君に恋をした

 でも私は、それを見逃さなかった。

「……そんな顔、するんだね」

「どんな顔」

「安心してる顔」

 相沢くんは、少しだけ困ったように笑う。

「澪が来るからだろ」

 その言葉を、
 軽く言うところが相沢くんらしかった。

 私は胸の奥が温かくなるのを感じながら、
 あえて何も言わなかった。

 この時間が、
 特別になりすぎないように。

 日常であることが、
 何より大切だった。