この星空の下で、君に恋をした

「……星野」

 不意に、名前を呼ばれて、心臓が跳ねた。

「はい」

 すぐ返事をしてしまった自分が、少し恥ずかしい。

「昨日も、ここにいた」

 相沢くんは空を見たまま言う。
 問いかけでも、独り言でもない、不思議な言い方だった。

「はい。……ここ、落ち着くので」

「……そうか」

 それだけで会話は終わる。
 
 でも、私の中では、小さな波が立っていた。