病室のドアが、控えめにノックされた。
一度だけ。
「……そろそろ面会終了のお時間になります」
看護師さんの声は、淡々としている。
私は、反射的に相沢くんを見た。
「……もう、時間だね」
私が言うと、
相沢くんは小さくうなずいた。
「ごめん」
何に対しての言葉かは、分からない。
「謝らないで」
私は、ゆっくりと首を振る。
「話せて、よかった」
相沢くんは、少しだけ困ったように笑う。
「……泣かせたのに?」
「勝手に泣いたのは、私だから」
そう言い切った。
一度だけ。
「……そろそろ面会終了のお時間になります」
看護師さんの声は、淡々としている。
私は、反射的に相沢くんを見た。
「……もう、時間だね」
私が言うと、
相沢くんは小さくうなずいた。
「ごめん」
何に対しての言葉かは、分からない。
「謝らないで」
私は、ゆっくりと首を振る。
「話せて、よかった」
相沢くんは、少しだけ困ったように笑う。
「……泣かせたのに?」
「勝手に泣いたのは、私だから」
そう言い切った。

