この星空の下で、君に恋をした

「心配されるたびに、離れられなくなる……
 失うのが、怖いんだ」

 そう言った相沢くんの指先が、震えている。

「失うって……」

「澪は、優しすぎる」

「それ、前にも言ってた……」

「だからだよ」

 相沢くんは、やっと私を見た。

「優しくされると……未来を考えてしまう」

 相沢くんの声が、少しだけ掠れる。

「星の話とか、屋上とか、
 何でもない時間が……」

 言葉を探すみたいに、間が落ちる。

「全部、思い出になるのが怖かった」

 その相沢くんの言葉を聞いて、胸の奥が静かに痛むのを感じた。