この星空の下で、君に恋をした

「すごいですね。そんなに詳しいなんて」

 私がそう言うと、相沢くんは一瞬だけ言葉に詰まった。

「……普通だ」

 否定するみたいに、短く言う。
 でも、その横顔はほんの少しだけ照れているようにも見えた。

 沈黙が落ちる。
 昨日と同じで、嫌な沈黙じゃない。


 風が吹いて、フェンスが小さく鳴る。
 

 夜は、ゆっくり深くなっていった。