この星空の下で、君に恋をした

 相沢くんは、
 どんな気持ちで、この場所に立っていたんだろう。

 夜の風に吹かれながら、
 どんなことを考えていたんだろう。

 私は空を見上げる。

 星は変わらずそこにある。
 動かないようで、
 少しずつ位置を変えている。

 ——時間、進んでる。

 あのとき言えなかった言葉が、
 今になって浮かんでくる。

 「心配してた」
 「会いたかった」
 「避けられるのがつらかった」

 でも、それ以上に。

「……それでも、会いたかった」

 声に出した瞬間、
 胸がきゅっと締めつけられた。