この星空の下で、君に恋をした

「……長く、かかるんですか」

 私の声は自分でも驚くほど静かだった。

「今は、治療に集中する時期です」

 それ以上は何も言われなかった。

 でも、
 それで十分だった。


 病院を出ると、
 空はまだ明るかった。

 それなのに、
 私の足元だけが、
 少し影の中にあるみたいだった。