「三戸さんはどう思います?私は協力者がいた説にたけのこの里3箱賭けます!」
「え、えぇ……この物価上昇の波の中、たけのこの里は大きいよ!?」
「そうねえ。仮に誰かに手伝ってもらったとして、お嬢が隠そうとしているなら事情があるんだろうし深くは聞かないけど……まあ私も協力者がいたのほうにたけのこの里、うーん、5箱かな」
「み、三戸さんまで結構真剣に疑ってる」
これに関してはふたりが正解なので、もしも今後ネタバラシする機会があったら誠意を持ってたけのこの里を贈呈しよう。
「そしてですね!私、お嬢先輩のお手伝いした人、予想つくんですよ〜!へへん」
「私、名探偵なんです!」と付け加えて得意げにする涼名ちゃんは、予想したりお肉を焼いたり忙しそうだ。
お皿に乗せてくれた柔らかいハラミを堪能しながら「それは、誰だと思うの?」の意を込めて彼女へ視線を動かした。
「それは、私の…………」
涼名ちゃんの薄いくちびる、口角が片方だけ上がった。



