ながされて、絆されて、ふりむいて




あまりの破壊力、デスクに頭をがくんと落としてしまった。



「(ずるい、むり、なにそれ!)」



ブルーライトカットメガネ(裸眼1.5なので度はなし!)も思わず割れてしまう破壊力たるや。


さみしさは一瞬で華やかに色づいてまたわたしはお花畑に返り咲いた。頭上には音符と桜のお花が散らばっているにちがいない。



【リンノアの皆さま、本日も一日、お疲れ様でした。残られるかたも無理のない範囲で業務をお願いします。週末、ごゆっくりおやすみくださいね】



17時、朝と同様に流れる社内アナウンスを皮切りに、ここから見えるデスクに人はいなくなった。


「お嬢お先〜」と立った先輩がたを見送る。月に一度あるかないかの児玉残業デー、今までにないほどフロアは静まり返っていて、さながら閑静な住宅街に閉じ込められた気分。


もう一度、手元に視線を落としてメッセージを返す。