「はい!ぜひやらせてください!」
「ふふ、頼もしい。またあとで、新卒人数、中途採用計画ファイル、諸々メールで送るからよろしくね」
手をひらり翻して向こう側のデスクへと戻っていった三戸さん。ポニーテールを揺らして、すっきりさっぱり。バリキャリのお手本のような彼女に、密かに憧れていたところもあったから、だいじなお仕事を任せてもらえることが嬉しかった。
二年目になって、元々の採用業務に加えて、福利厚生の社内窓口、その他もろもろ。たったいま新たに予算作成が追加された。
元々働くことがすごく好きってわけではないけれど、任せてもらう、頼ってもらえることは嫌いじゃない。
それに、同期いち活躍している凪にすこしでも追いつきたい気持ちだってある。凪にはいつだって褒められたいし。えらいね、すごいね、って、くしゃっと笑ってほしい。



