ながされて、絆されて、ふりむいて



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デスクトップパソコンの枠には100円ショップで買ったパールのラインシールを貼っている。わたし専用、かわいい。ちなみに涼名ちゃんもリボンのラインシールを貼っている。かわいすぎる、わたしたち。



「(今日は国見大学の担当者にメールして、スケジュール確認して……)」



出社してからデスクに着いて、パソコンの電源をぽちっとしたら、今日のスケジュールとメールチェックタイムだ。


「おはよ〜ございま〜す」とスタバの紙コップを片手に現れたリボンシール担当の涼名ちゃんに挨拶を返すと、ふと、わたし宛てのやわらかな声が届けられた。



「お嬢〜、今いい?」



前方から現れたのは人事部の先輩である三戸さんだった。同じ部だけれど、同じチームではないから関わる機会はそこまで多くない。ただし、国内営業部の新卒研修担当だったこともあって、凪との話題にもたびたび登場していた。


そんな凪とは最近、普段以上に忙しそうでぜんぜん会えていない。


凪のお願いどおり、凪だけにしたのに(元々なぎだけだけど!)。さみしい、しょぼん、しゅん。