ながされて、絆されて、ふりむいて



凪のはなしを聞いてくれるひと。その役割は、最近はもっぱら四つ上のすてきなお姉さんが担ってくれている。あるきっかけがあって出会った、やさしくて温かいひと。


職場が近いから、同僚には言えないあれやこれ(主に凪のこと)を聞いてもらうためにランチに召喚させてもらうのだ。



《栞さん!きいてください、凪です!》



さいきん機種変更をして大きくなったくすんだブルーでかちかち。向かいのビルで働くだいすきなお姉さまに無茶振りを投げた。『凪です!』は絶対にほかなひとじゃ通じないし言わないけれど、これは合言葉みたいなものだ。




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