◻︎▫︎
休憩終わりのいわゆる午後イチ。いつも通りのしずかな執務室。
午後は資料作りと、本部ポータルに寄せられたFAQの回答の準備をする予定だ。
いつも通りパールシールのきらきらが施してあるパソコンを眺めていれば、ふと、斜め前の涼名ちゃんがこちらに視線を送ってきていた。
それから思い出したかのように表情のトーンを上げて、わたしに問いかけてきた。
「お嬢先輩、国見大学の説明会って来週の水曜でしたよね?」
唐突な話題だったけれど、国見大学の就職説明会は確かに来週に迫っていた。凪がOBとして登壇予定のものだ。



