「あ…天都、だっけ?お前の名前」
次の日、教室に入ると同時に三浦拓に声を掛けられた。席替えの件で話すのは気が引けたが、声を掛けられたからには答えざるを得なかった。
「あ、うん。どうしたの?」
三浦拓の様子は、異常だった。いや、これが普通なのかもしれないが、少なくとも焦っている。
「あ、あのさ、白石綺羅知らない?今日、学校に来ていないんだ。どうしよう…。もしかしたら、綺羅が行方不明になったのかもしれない。ラインも既読がつかない、電話をかけても取ってくれない。しかも…家族も場所を知らないらしい。」
え…あの、白石綺羅が…。
白石綺羅は、決して家出系女子ではなかった。家では愛されているはずだ。
教室中が綺羅の話で盛り上がっている中、ガラガラと音を立てて入ってきたのは、背の高い男、二人だった。
「君が、西村天都君だね?」
「あっ…あの……はい…。」
「私たちは、こういうものです。」
そう言って二人が僕の目の前に出したのは、警察手帳だった。
「白石綺羅さんの事で、少しお話があります。来ていただけますか?」
僕が…警察に呼ばれた…?僕、何かしたのか…?
いや、違う。
二人は、「白石綺羅」といった。
ってことは…僕が、白石綺羅の行方不明事件に関与しているとでも言うのか?
素直に二人についていくと、ラインが来た。
拓 :勝手につないだ。あのさ、お前もしかして犯人か?そうなのか?なぁ、早く返信くれよ。俺は心配なんだよ。
10件、20件……などと時間に連れて増えて行く通知に嫌気がさした。
俺が、犯人?そんなバカな…。
「ある絵」
あぁ、やっと解放された。って思ったけど、訂正しよう。全然快適じゃない。
絵の中の世界の方が、きっともっと綺麗だ。
絵は、あの人によって、一つ一つ生命を授けるように描かれている。
私のこの手も、この足も、この目も、なにもかもに生命が宿っている。
「あ…。」
いつも、あの人が出入りしている場所が今日は何故か解放されている。外からの熱気が入ってきた。
私は好奇心で他の絵を踏みつけながら扉へ向かう。
ここが、人間界。
ここが、夢みた場所。
あの人が、私に言った言葉
現実世界は、いろんなものがあるの。
傲慢 嫉妬 憤怒 怠惰 強欲 暴食 色欲
これだけじゃないの
黒い台風がこの街一帯を災害に陥らせたとき、もっと大きな罪がみんなの心に残されたの
ここに生きる人なら、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■しろって
だから、外に出ちゃダメ
少なくとも、昼は
次の日、教室に入ると同時に三浦拓に声を掛けられた。席替えの件で話すのは気が引けたが、声を掛けられたからには答えざるを得なかった。
「あ、うん。どうしたの?」
三浦拓の様子は、異常だった。いや、これが普通なのかもしれないが、少なくとも焦っている。
「あ、あのさ、白石綺羅知らない?今日、学校に来ていないんだ。どうしよう…。もしかしたら、綺羅が行方不明になったのかもしれない。ラインも既読がつかない、電話をかけても取ってくれない。しかも…家族も場所を知らないらしい。」
え…あの、白石綺羅が…。
白石綺羅は、決して家出系女子ではなかった。家では愛されているはずだ。
教室中が綺羅の話で盛り上がっている中、ガラガラと音を立てて入ってきたのは、背の高い男、二人だった。
「君が、西村天都君だね?」
「あっ…あの……はい…。」
「私たちは、こういうものです。」
そう言って二人が僕の目の前に出したのは、警察手帳だった。
「白石綺羅さんの事で、少しお話があります。来ていただけますか?」
僕が…警察に呼ばれた…?僕、何かしたのか…?
いや、違う。
二人は、「白石綺羅」といった。
ってことは…僕が、白石綺羅の行方不明事件に関与しているとでも言うのか?
素直に二人についていくと、ラインが来た。
拓 :勝手につないだ。あのさ、お前もしかして犯人か?そうなのか?なぁ、早く返信くれよ。俺は心配なんだよ。
10件、20件……などと時間に連れて増えて行く通知に嫌気がさした。
俺が、犯人?そんなバカな…。
「ある絵」
あぁ、やっと解放された。って思ったけど、訂正しよう。全然快適じゃない。
絵の中の世界の方が、きっともっと綺麗だ。
絵は、あの人によって、一つ一つ生命を授けるように描かれている。
私のこの手も、この足も、この目も、なにもかもに生命が宿っている。
「あ…。」
いつも、あの人が出入りしている場所が今日は何故か解放されている。外からの熱気が入ってきた。
私は好奇心で他の絵を踏みつけながら扉へ向かう。
ここが、人間界。
ここが、夢みた場所。
あの人が、私に言った言葉
現実世界は、いろんなものがあるの。
傲慢 嫉妬 憤怒 怠惰 強欲 暴食 色欲
これだけじゃないの
黒い台風がこの街一帯を災害に陥らせたとき、もっと大きな罪がみんなの心に残されたの
ここに生きる人なら、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■しろって
だから、外に出ちゃダメ
少なくとも、昼は


