恋のシンドローム


「怒られちゃったねー」


集まりが終わり周りがガヤガヤして帰っていく中、隣に座っていた白石さんに声をかける。


「仕方ないね笑」


こうやって怒られた人同士で話すと、少し気持ちが軽くなる。



「そういえば、葉山君はなんで遅れたの?」


「ああ、えっと…」


父親が再婚するって電話かけてきました、なんて言える訳もなくて。



「あ、ごめん、答えたくなかったら大丈夫だから」



俺が言葉に詰まったのを見て、気を使ってくれる白石さん。



「そういうわけじゃないんだけど…、まあ、ごめん」


少し気まずい雰囲気を、白石さんは笑って誤魔化した。