恋のシンドローム




体育祭の救護係を担当する事になった俺は、係の集まりが行われる教室へと急ぐ。


スマホで時間を確認すると既に10分程遅刻。


…山セン怒らせたら面倒なんだけどなー、


なんて思いながら歩いていると、前に見覚えのある顔が廊下をウロチョロしていた。



よく見るとそれはクラスメイトの女の子で、息切れしながら周りをキョロキョロ見渡している。




「なんかあったの?」


「わ!!!!」


…なにもそんなに驚かなくても。


彼女は白石 莉世(しらいし りせ)。


クラスメイトだから名前は覚えていたし、何より同じ救護係になった人だから、話しかけておこうと思っていた人だった。