恋のシンドローム



「それはダメ!」

思わず大声を出してしまう。


「っあ…」


「わかった、西宮には言わない。」


「でも」と葉山くんが付け足す。


「次こうゆうのされたら、西宮じゃなくていいから、俺に絶対言って。」


「…うん」


「こんなの、ただの野次だから、気にしなくていいよ」


背中をポンポンとたたいてくれる葉山くん。



「りせ」


「っ、あお」


慌てて下駄箱の扉を閉める。


「…なに?」


私の動揺を見逃さなかったあおは、怪しんで覗いてくる。