恋のシンドローム


定員さんが手帳にメモを撮ったあと小さくお辞儀をして厨房に戻っていく。

「葉山くん、もしかして私がチーズケーキと迷ってたから頼んでくれたの?」

「いいのに、」と小声で付け加える。

「ううん、俺チーズケーキしか食べれないから頼んだだけだよ」

「え、そうなの?」


「うん、甘いの得意じゃないから」

「得意じゃないのに、こんなとこ付き合わせちゃってごめんね」

「いやいや、誘ったの俺だし。全然気にしないで。」

あんなに泣いて、気分転換なんて気を使わせちゃって、ほんとに葉山くんに迷惑をかけすぎて申し訳なさがどんどん湧き上がってくる。