恋のシンドローム



どれくらい泣いたかは、わからない。

あの後葉山くんが「少し落ち着こう」と言って中庭に連れ出してくれた。


私が泣いてる間、葉山くんはずっと隣で背中をさすってくれていた。

私が吐き出す弱音を、真剣に、優しく聞き続けてくれた。


「葉山くん、ほんとごめんね」


「ううん、全然」


よりによって何で葉山くんにこんな話しちゃったんだ。

「白石さんは、強いね」

「今みたいに結局誰かに頼っちゃうし、強くなんかないよ」


「いや、強いよ君は。」

「妬まれたりした時、嫌がらせとかも、なくは無かったと思うし。虐めじみた事をされて、西宮に相談できたはずなのに。心配かけたくなくて、言わずに、抱え込んで。それでも隣に居続けて。」