恋のシンドローム



「…ごめん、なんか嫌な事言っちゃった?」


「あ、ごめん」


「いや、急に黙り込むから、なんか気に障る事でも言っちゃったかなって」

「ううん、全然」

「何考えてたの?」


「中学の時からそうゆう噂、ずっとあって。…そのせいで、周りから妬まれたりすることもたまにあったの。あおとは、ほんとに幼なじみで、家が近くて、話しやすくて。家族みたいな、ただ大好きな存在なのに、周りを気にして関わらなきゃいけないのが、すごい訳わかんなくて」


ダメだ。こんなとこで泣いちゃいけないのに。

今まで誰にも言えなかった本音が、心臓から、喉から、口から、溢れて止まらなくなる。