恋のシンドローム

こんな会話をしながら教室へと向かう。

これが私たちの日常なんだ。

「じゃあな、頑張れよ」

「そっちこそ」

あおと私はクラスが違う。去年は一緒だったけど。

「おはよーりせ」

席に着くと後ろから美波に話しかけられた。

「おはよう美波」

美波は中学からの友達で、私の唯一の女友達。

「なーんか今日暗くない?なんでだろ、クマ?」

「え、そんなやばいかな、あおにも言われた」

「うん、結構わかるよ、コンシーラー貸そうか?」

「うーんいいや」と曖昧な返事を返した。

生まれてこの方メイクもした事ない私はコンシーラーが何かも分からない。