恋のシンドローム



今、私と葉山君は同じことを考えていると思う。


……終わった、完全に。

自分の担任がよりによって体育祭の担当なんて。

まあ、体育教師だから当たり前なのだけれど。

自分のクラスの生徒が集まりに遅刻した、なんて、絶対にブチギレられる。

葉山君が深呼吸して、ドアを開ける。

私達がドアを開けた瞬間、教室内は静まり返る。

「すみません遅れました」

葉山君の透き通った声が教室に響く。

「すみません」

私も続いて謝罪の言葉を述べた。


「何やってたんじゃーーーー!!!!」

案の定、ブチギレ。