恋のシンドローム

「___はよ」

目の前の家から降ってきたこの声も、もう聞き慣れた。

「おはよう、あお」

この男は西宮 藍翔。私の幼なじみ。

幼なじみと言っても、どこからが幼なじみと言っていいのか悩みどころだけれど。

親同士の仲が良くて、生まれた時から一緒に育ってきたうなものだから、私たちは幼なじみと言えると思う。

「お前昨日寝てないだろ」

「えなんでわかったの」

いつものように、いつもの道を歩き出す。

朝の8時。

待ち合わせはしていないけど、いつからか、私たちはいつもこの時間に一緒に出て、学校に行くようになっていた。