恋のシンドローム


「藍翔くんのこと、ほんとに好きって思わないの?」

よくあるお話だと、幼なじみ同士の恋愛で、くっつくストーリー。

最初はお互いに否定してたけど、なんだかんだで両想いになる、そんなお話。


確かに私たちも幼なじみで、その可能性がないとは言いきれない。

けど今は、少なくとも今までは、全く、そんな事あるはずないと思う。

「あおは、そんなんじゃないよ」

眉毛を八の字にして困ったような顔をするママ。


だって、嘘をついたってママに期待させるだけでしょ?

嘘をつくのは嫌いだから、それはママもわかってるし。