恋のシンドローム






葉山くんが連れてきてくれた公園のベンチで、あおとまた喧嘩になったことを説明した。



泣きすぎて、途切れ途切れになって、自分でも分からないくらい酷い説明だったのに、葉山くんは最後までちゃんと話を聞いてくれた。





「そっか…、」



苦い顔をする葉山くん。



「毎回毎回ごめんね……、ほんとに…、」



話を聞いてもらったお陰か、少し冷静になれて、その後自分がまた大号泣してしまった恥ずかしさが襲ってくる。




「それだけ悩んだって事。たまには吐き出さなきゃいつか爆発しちゃうよ」



「ほんとに…、ありがとう」



どこまでも優しい葉山くんに、今回も甘えさせてもらおう、と思った。



「西宮と、仲直りしたい?」



「したい…けど、あおが怒ってる理由もイマイチよく分かんないし、」



「そっかー、」と悩ましい顔をする葉山くん。