「優里さんはいいの?
これ見られたら、つ……付き合ってるとか、誤解されるかもしれないのに。」
おや、反撃してきた。
攻撃力が弱過ぎるけど。
「それはないから安心しなよ。
クズ城葵が優等生弄んでるって構図にしかならないって。
葵くんのモテロードの邪魔にはならないよー。」
「そういうことじゃなくて……!」
葵くんが何か言いかけた時。
――向こうからやっと、誰かが談笑する声と足音が近づいてきた。
角から忘れ物を取りに来た風の女子3人組が顔を覗かす。
その子達が私達を見つけるよりワンテンポ早く、私は少しだけ葵くんより後ろに下がった。



