「ごめん。からかいすぎたね。」 「……いや、いい、けど。」 空気が甘くなっちゃって、さてどうするかと苦笑する。 私はあくまでピュアな男子を揶揄って遊ぶ、軽い女でいなくちゃいけない。 「さて。せっかく誘ってくれたわけだし、ちゃんと練習しよっか。」 まだ熱を引きずったままの葵くんが、俯く首を更に低くして頷く。 世話が焼けると肩を竦めて、淡々とことを進めることにした。 「今日の練習は、“手を繋ぐ”にしよっか。」