「優里ってね、クールに見えるけど優しいの。
空気読めないって浮いてた私を、優里だけが面白いって受け入れてくれたの。」
『水瀬さん1人?よかったら一緒にお昼食べない?』
救われた日のことを思い出して莉央は微笑む。
それを見た葵の心にも、優里の姿が浮かんだ。
「――うん、俺も。
葉澄さんの優しいとこ、すごくいいと思ってる。」
思わず演技も忘れて微笑んだ。
目を細め、ゆるりと柔和に唇が弧を描く。
目の当たりにした莉央が、驚いてから、ホッとしたように明るく笑った。
「だよね!私も大好きなの!
これからも優里のこと、よろしくね!」
(よろしくされてるのは俺の方だけど。)
と内心苦笑しつつ、「もちろん」と軽く微笑んだ。



