「そっかー、残念。なら、それ終わってからはどう?
葉澄さんと仲良くしたいなって思ってるんだけど。」
――あら、意外と直球。
軽過ぎる笑顔にちょっとだけ面食らった。
莉央は卒倒寸前で、周りの女子も青くなったり赤くなったりしている。
「それならいいよ?
場所は――この間会った場所で。どう?」
素直さに免じて乗ることにした。
“仲良くってそういうことでしょ?”って暗に示す場所指定で。
「りょーかい。んじゃ、行って待ってるから。」
ポケットに手を入れて余裕な態度。
「そういうことだから、今日は戻りな?」
と、去り際に侍る女の子達にそんなことまで言うパフォーマンス付き。
“葛城の「くず」は「クズ男のくず」”
なるほど納得のチャラさだった。
(これは結構楽しめそうかも?)
お腹の中でにやりと微笑む。
「あとで感想楽しみにしてるからねっ♡」
「うん、期待してて?」
焦らしてゆっくりご飯を食べて、
昼休みを半分切ったところで葛城くんのところに向かった。



