夏の爽やかな日差しが差し込むそこは、小学生から大学生までいろんな人が集まって静かに賑わっている。
「どこ座ろー?あんまり場所空いてないねぇ。」
莉央が遠くを見回す中、ふっとそばに目をやると、
「あ。」
「え?」
すぐそこに座っている、ぽかん顔の葵くんと目が合った。
「え、偶然!葉澄さんじゃん。」
葵くんの向かい側にいたらしい桐谷くんの明るい声に、莉央も振り返る。
「えっ!葛城くんと桐谷くん!?
うそ、こんなとこで会えるなんて思わなかった!」
イケメンが揃う光景に、莉央がぱぁっと笑顔になって騒ぎ出す。
周りの視線が集まったので、しー、と人差し指を立てて制した。



