純情*ライアー


カンカン照りの太陽と、待ってましたの夏休み。



「優里がいてくれてよかったぁ!
私1人じゃこんな量絶対終わらないもん〜!」

「私も1人だとギリギリまで溜め込んじゃうから。
一緒に一気に片付けよ。」



最近リニューアルしたばかりのぴっかぴかの大型の国立図書館。

ガラス張りのスタイリッシュな自動ドアを、莉央と2人で潜る。


茹だるような暑さをひんやり冷えた空間が癒して、ホッと息をついた。



「午前中頑張ったら、一緒にワック行こうね!
そしたら遊ぼ!」

「はいはい。」


ヒソヒソ声のお喋りに花を咲かせながら、学習スペースに向かう。