未だに固まっている葵くんをじっと見守る。 禁忌を破るのか、レッスンをやめるのか。 しっかり葛藤しているようだった。 少しして、葵くんが意を決したように息を吸う。 ふうっと吐き出した時には、真剣な顔になっていた。 「――本当にどこ触ってもいいの?」 言質取ってきた。 これは、爪の先とかルールギリギリの微妙なライン選ぶためだろな。 「いーよ?胸でも脚でも、ご自由に。」 挑発して、あえて泳がす。 何が飛び出るか、楽しみ。 「――っ、……じゃ、触るから。」