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4時間目の終わりを告げるチャイムが鳴って、昼休みが始まった。
そうするとすぐに葵くんの周りには人が集まって、わいわいと賑やかにし始める。
そこに割って入るのはちょっと気が引けるけど、今日だけは。
私に時間を割いてほしい。
「葛城くん。」
葵くんを囲む輪の外から、聞こえるようにハッキリと呼びかける。
葵くんの綺麗な琥珀色の瞳が私を捉えて、躊躇いなく輪の中から抜け出してきた。
「今、時間いいかな。」
つい、と廊下を指さして問う。
「……うん!もちろん、大丈夫。」
嬉しさと不安が半々な笑顔。
私もものすごく緊張してるけど、ここは平気なフリをすることにした。
教室内では、クラスメイトが静かに私達に注目している。
また噂になるのかな。
その時はちゃんと、本当のことを流してもらおう。



