それからしばらく経って、世間は春の匂いと出会いと別れの季節になった。 葵くんとは、ずっと友達のまま。 ダラダラと何となく続くメッセージのやりとりと、たまに一緒に帰ったり遊んだりするくらい。 自分自身の心にも、何となく答えを出せないままだった。