――翌日、木曜日の昼休み。
いつもの様に莉央と机を突き合わせ、止まらない推しトークを聞きながらお弁当タイムを過ごしている。
「莉央、話があるんだけど。」
話が途切れたタイミングで、ちょっと声のトーンを落とす。
空気が変わったことに気づいた莉央が、きょとんとして私を見た。
「なに?どうしたの?優里。」
ちょっと心配そうな顔。
これから私が伝えることを聞いたら莉央はどんな顔をするんだろう?
「私ね、葛城くんと付き合ってるの。」
「ひえっ!?」
叫び声とも、声にならない声とも言えるひっくり返った高い声。
そのただならぬ声色に、教室にいた人みんなが振り返ってこっちを見た。



