「それに、あながち間違ってないじゃない? 実際に男遊びはしてたし、今は葵くんと遊んでるし。」 葵くんが気に病まない様にかるーい口調で。 なのに葵くんはグッとより強く歯を食いしばる。 「こらこら、本当に気にしすぎだよ。 大したことじゃないって。」 子どもにするみたいに俯いた前髪に手を伸ばしてくしゃりと撫でる。 触れてすぐ、今日はふい、と顔を背けて避けられた。 「俺はやだよ。優里さん守らせてもくれないし。」 拗ねたみたいに口を尖らす。 多分葵くんは廊下でのことを言っている。