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体育祭もいよいよ後半戦。
応援合戦も白熱して、葵くんは大活躍。
今日だけで一体何人の女子の目をハートにしたのだろう?
「はぁん、やっぱり葛城くんと桐谷くんは別格♡
騎馬戦も出るみたいだし楽しみー♡」
ほうっと惚けながら莉央が応援席に座って足をばたつかせる。
この状態なのは莉央だけじゃない。
敵も味方も関係なく、2人は全校女子の話題の中心だ。
「ちゃんと白軍の応援しなきゃだよ?葛城くん達は敵なんだから。」
「はぁーい」と浮かれた返事にその気はなさそう。
しょうがないなと息を吐いた。
「騎馬戦の前に、私達もあと一個競技残ってるもんね!タイヤ引き!」
「あー……そうだった。」
憂鬱なことを思い出してげっそりした。
自陣にタイヤをひたすら運ぶだけとはいえ、プログラム終盤でかなり白熱した競技になるから足手纏いにならないようにしないと。
喋っている間にプログラムが迫ってくる。
そして、あっという間にタイヤ引きの時間になった。



