「きょ、拒絶反応です!点滴が効いていません!」
点滴を持ってきた1人の職員が、慌てふためいている。
「落ち着いて!他の点滴は!?」
「もう全て試しましたが、これがエレノアさんに適応できる最後のものでした!」
騒がしい職員たちの声が、わずかに耳に届くが、それどころではない。
腕の血管を通って、体内に巡る異物が気持ち悪くて、気持ち悪くて、たまらなくなる。
気がつけば、私は腕に刺されている点滴の針を力任せに外していた。
「エレノアさん!落ち着いてください!それはダメです!」
私を必死に止めようとする職員の手を私は払いのける。
もう、嫌なの。
ぐわんぐわんと視界が揺らいで、気持ち悪い。
それなのに、やはりローゼルを喰らいたい気持ちは高まり続ける。
喉が、渇いた。



