『そして寿命を全うしたアナタを俺は迎えに行きます。そこからはずっとずっと一緒です』
脳裏にもういないはずのローゼルの柔らかい表情が鮮明に思い浮かぶ。
優しくて、まっすぐで、そしてわかりづらい人。
またこうして、私を生かすのね。
本当はアナタと逝きたかった。
けれど、最愛の人の願いなら、あともう少しだけ生きましょう。
「ちゃんと迎えに来てね、ローゼル」
書斎の窓から見える晴天に、優しく声をかける。
揺れる花々の向こうからローゼルが私に柔らかく笑った気がした。
【だからアナタに殺されたい。】end.



