体が弱い兄しかみんな見ない

彼は、部屋の中を見回し、少しだけ眉をひそめる。


整理整頓は、されているが、必要最低限のものしかない殺風景な風景だった。


龍希「……まぁ、いい。あとで運ばせる

   海音が、せっかく心配して声をかけたんだ。無下

   にするな。あいつが1番お前のことを気にかけてい

   るんだからな。」


それだけ言うと部屋を出ようとするが、ふと思い出したように立ち止まる。

龍希「それと、明日は、海音を病院に連れていくから、

   家にはいない。……お前もダラダラしてる暇があ

   ったら、少しは、家の事でもしとけ。」


1時間後、宣言通り夕食が運ばれてきた。