二年生になった僕たちは引き続きエンタメ特別放送部に所属していた。だけど最近活動していなくて、何か活動もしたいよねと話になり、放課後プリレボのメンバーは放送室に集まる。
「……『いつも応援しています。学校での企画も楽しみにしてます』『エンタメ特別放送部でもまた何かして欲しいです』と、これで全部かな」
僕はエンタメ特別放送部に寄せられたアンケートを全て読み終えた。
「最近エンタメ特別放送部の企画できていないよなぁ」
そたくんは悩んだ表情をしている。
色々考えないといけないことがあるなぁ――。
本当にそう。プリレボに加入させてもらってからプリレボ以外の業界の世界にも注目するようになった。
前にも教えてもらったけれど、本当に世間の流行は移り変わるのが早い。止まっていると置いていかれるような気がした。僕たちだって例外ではない。
いつも誰かに助けられていて受け身だった僕は何か新しいことを提案したいと日々悩んでいた。
やってみたいことは噴水のように湧き上がりすぎている。
でも企画提案しても成功するかもわからないし、メンバーは忙しそうだし……なかなかメンバーに意見を伝えられずにいた。
だけど今、妄想した企画のひとつを伝えられるタイミングのような気がする。
僕は震える手をぎゅっと握り、勇気を出して口を開いた。
「あの、たくさん想像している企画のひとつに、合いそうな提案があるのですが、よろしいですか?」
全員が優しく「いいよ」と頷いてくれた。
「いつきんプロデュース企画 ~学校でミュージックビデオを撮影制作してみよう!企画です……」
反応が気になり、全員の顔をひとりひとり上目遣いで確認する僕。
「楽しそうだね。完成のイメージがすぐに浮かび上がってきた。いいんじゃない?」と、一番初めに反応してくれたのは、しーおんくんだった。
「じゃあ学校側に伝えないとな……」と、そたくんも前向きに検討してくれている。
みずっきくんとれんくんも微笑みながら頷いてくれた。
「ところでいつきん、たくさん想像企画してるって今言ってたけど、他にもあるの? いつきんもプリレボメンバーなんだから、どんどん意見言ってね」
しーおんくんが笑顔でそう言ってくれた。
僕が意見を言っても、みんなはこうして受け入れてくれるんだ!
「では今、想像している企画をお伝えします! こういう企画をしたら僕含めファンのみんなが喜んでくれるかなって思って――まずは、実はメンバーたちはそれぞれ前世でも深い繋がりがあったんだなと思えるような設定を作りたいです。そして設定を作ったらプリレボからさらに選抜してふたりぐらいのユニットを組み、この深い関係をずっと見守っていたいと思えるようなミュージックビデオを作りたいです」
「いいね」と全員、良い反応をしてくれている。
「あとは、皆さま、プライベートも王子のままだから、ありのままの姿で食べ歩きとか、僕の撮った風景の中に彼氏役として途中から登場し、カメラに向かって胸キュンなひとことを呟いたりしてほしいです!あとは……」
「ははは! 早口で勢いがすごいね。ちょっと覚えきれないからストップしようか。書いてまとめようか」
「はい、早口すぎてすみません……」
そたくんがノートとボールペンをくれた。
「すごいな、いつきん! 色々考えていたんだね。これからはいつきんもどんどん企画プロデュースしてみたらよいかもね。企画楽しいよ! ひとつずつ順番に実行していこう!」
「はい、しーおんくん! 頑張ります!」
意見を言って、認めてもらえて――僕はとても嬉しくなった。
「じゃあさ、プリレボ動画配信のチャンネルでいつきんプロデュースコーナー作ったら良いんじゃない?」
「ぼ、僕のコーナー?」
「どんどんやって行こう? 僕たちも本気で頑張るから」
「ありがとう、みずっきくん。そしてみんなも本当にありがとうございます! プリレボの魅力を世界に発信したいです、します!」
プリレボのみんなが、僕の想像していた世界に来てくれる。ドキドキだけど、それ以上に楽しみ。もっとたくさんの人たちにプリレボの魅力が伝わると良いな。
そうして僕がプロデュースする企画が始まった。
「……『いつも応援しています。学校での企画も楽しみにしてます』『エンタメ特別放送部でもまた何かして欲しいです』と、これで全部かな」
僕はエンタメ特別放送部に寄せられたアンケートを全て読み終えた。
「最近エンタメ特別放送部の企画できていないよなぁ」
そたくんは悩んだ表情をしている。
色々考えないといけないことがあるなぁ――。
本当にそう。プリレボに加入させてもらってからプリレボ以外の業界の世界にも注目するようになった。
前にも教えてもらったけれど、本当に世間の流行は移り変わるのが早い。止まっていると置いていかれるような気がした。僕たちだって例外ではない。
いつも誰かに助けられていて受け身だった僕は何か新しいことを提案したいと日々悩んでいた。
やってみたいことは噴水のように湧き上がりすぎている。
でも企画提案しても成功するかもわからないし、メンバーは忙しそうだし……なかなかメンバーに意見を伝えられずにいた。
だけど今、妄想した企画のひとつを伝えられるタイミングのような気がする。
僕は震える手をぎゅっと握り、勇気を出して口を開いた。
「あの、たくさん想像している企画のひとつに、合いそうな提案があるのですが、よろしいですか?」
全員が優しく「いいよ」と頷いてくれた。
「いつきんプロデュース企画 ~学校でミュージックビデオを撮影制作してみよう!企画です……」
反応が気になり、全員の顔をひとりひとり上目遣いで確認する僕。
「楽しそうだね。完成のイメージがすぐに浮かび上がってきた。いいんじゃない?」と、一番初めに反応してくれたのは、しーおんくんだった。
「じゃあ学校側に伝えないとな……」と、そたくんも前向きに検討してくれている。
みずっきくんとれんくんも微笑みながら頷いてくれた。
「ところでいつきん、たくさん想像企画してるって今言ってたけど、他にもあるの? いつきんもプリレボメンバーなんだから、どんどん意見言ってね」
しーおんくんが笑顔でそう言ってくれた。
僕が意見を言っても、みんなはこうして受け入れてくれるんだ!
「では今、想像している企画をお伝えします! こういう企画をしたら僕含めファンのみんなが喜んでくれるかなって思って――まずは、実はメンバーたちはそれぞれ前世でも深い繋がりがあったんだなと思えるような設定を作りたいです。そして設定を作ったらプリレボからさらに選抜してふたりぐらいのユニットを組み、この深い関係をずっと見守っていたいと思えるようなミュージックビデオを作りたいです」
「いいね」と全員、良い反応をしてくれている。
「あとは、皆さま、プライベートも王子のままだから、ありのままの姿で食べ歩きとか、僕の撮った風景の中に彼氏役として途中から登場し、カメラに向かって胸キュンなひとことを呟いたりしてほしいです!あとは……」
「ははは! 早口で勢いがすごいね。ちょっと覚えきれないからストップしようか。書いてまとめようか」
「はい、早口すぎてすみません……」
そたくんがノートとボールペンをくれた。
「すごいな、いつきん! 色々考えていたんだね。これからはいつきんもどんどん企画プロデュースしてみたらよいかもね。企画楽しいよ! ひとつずつ順番に実行していこう!」
「はい、しーおんくん! 頑張ります!」
意見を言って、認めてもらえて――僕はとても嬉しくなった。
「じゃあさ、プリレボ動画配信のチャンネルでいつきんプロデュースコーナー作ったら良いんじゃない?」
「ぼ、僕のコーナー?」
「どんどんやって行こう? 僕たちも本気で頑張るから」
「ありがとう、みずっきくん。そしてみんなも本当にありがとうございます! プリレボの魅力を世界に発信したいです、します!」
プリレボのみんなが、僕の想像していた世界に来てくれる。ドキドキだけど、それ以上に楽しみ。もっとたくさんの人たちにプリレボの魅力が伝わると良いな。
そうして僕がプロデュースする企画が始まった。



