私は会社に電話した。
「川崎です。今日は午後から出勤しようと思います」
「わかった。待っている」
相変わらず心のない上司の声。
「七海さん今日会社に行くんですか?」
「うん。流石にこれ以上休むと仕事が溜まって余計に大変になるから」
勇凛くんは悩んでいる。
「まだ退院したばかりなのに、また同じ状態になるか不安です」
「……そこは、気をつける」
私と勇凛くんはマンションから出て駅に向かって歩いた。
「七海さん」
「なに?」
「手を繋いでいいですか」
手を繋ぐ……って、周りの人に見られる訳で、もう私は三十路。流石に恥ずかしい。
私が何も言えないでいると、勇凛くんは恐る恐る私の手に触れた。
そっと優しく私の手が包まれた。
心まで温かくなった。
恥ずかしい。
だけど、嬉しい。
勇凛くんの行動にドキドキしてる私は、彼に恋をしているんじゃないのかと、今更ながら思った。
「川崎です。今日は午後から出勤しようと思います」
「わかった。待っている」
相変わらず心のない上司の声。
「七海さん今日会社に行くんですか?」
「うん。流石にこれ以上休むと仕事が溜まって余計に大変になるから」
勇凛くんは悩んでいる。
「まだ退院したばかりなのに、また同じ状態になるか不安です」
「……そこは、気をつける」
私と勇凛くんはマンションから出て駅に向かって歩いた。
「七海さん」
「なに?」
「手を繋いでいいですか」
手を繋ぐ……って、周りの人に見られる訳で、もう私は三十路。流石に恥ずかしい。
私が何も言えないでいると、勇凛くんは恐る恐る私の手に触れた。
そっと優しく私の手が包まれた。
心まで温かくなった。
恥ずかしい。
だけど、嬉しい。
勇凛くんの行動にドキドキしてる私は、彼に恋をしているんじゃないのかと、今更ながら思った。



