14時過ぎ。
勇凛くんが病棟に来た。
「お待たせしました!」
息を切らした勇凛くん。
走ってきたのだろうか。
「勇凛くん、話したいことについてなんだけど……」
「はい」
「私、勇凛くんの奥さんになるよ」
勇凛くんは目を見開いている。
「本当ですか……?」
「うん。自分がやったことに責任持ちたい」
──それと
「私も勇凛くんと恋がしてみたい」
三十路でそんなことを言うのは恥ずかしかった。
でも、勇凛くんには正直でいたかった。
「嬉しいです」
勇凛くんの笑顔が眩しかった。
その時、医師と看護師が来た。
「川崎さん、退院後も規則正しい生活とバランスのいい食事を心がけてください」
「はい、わかりました」
医師が去ったあと、担当した看護師が微笑んだ。
そして、やっと退院できた。
といっても二日くらい。
「七海さん家まで送ります」
「うん」
二人でバスと電車を乗り継いで、私の自宅へ向かった。
駅からマンションまでの道のりを二人で歩く。
「七海さんの家、俺の家とだいぶ離れてますね」
「そうなんだ」
結婚する覚悟は決まったものの、私たちは別々の生活。
どうしたものか。
「七海さん、一緒に暮らしませんか?」
「え?」
「俺たち夫婦ですし、七海さんを一人にするのは心配です」
勇凛くんと一緒に暮らす──
今の距離感ですら感情が忙しいのに、同じ屋根の下で暮らすんなんて。
返答に悩んでる間に、自分のマンションに着いてしまった。
「あ、あの、その件はゆっくり考えていいかな?」
「はい」
「じゃあ勇凛くん、また落ち着いたら会おう」
とても夫婦の会話だと思えない。
家の前で離れようとした時、
「七海さん、俺今日泊まってもいいですか?」
勇凛くんが真剣な顔で言った。
勇凛くんが病棟に来た。
「お待たせしました!」
息を切らした勇凛くん。
走ってきたのだろうか。
「勇凛くん、話したいことについてなんだけど……」
「はい」
「私、勇凛くんの奥さんになるよ」
勇凛くんは目を見開いている。
「本当ですか……?」
「うん。自分がやったことに責任持ちたい」
──それと
「私も勇凛くんと恋がしてみたい」
三十路でそんなことを言うのは恥ずかしかった。
でも、勇凛くんには正直でいたかった。
「嬉しいです」
勇凛くんの笑顔が眩しかった。
その時、医師と看護師が来た。
「川崎さん、退院後も規則正しい生活とバランスのいい食事を心がけてください」
「はい、わかりました」
医師が去ったあと、担当した看護師が微笑んだ。
そして、やっと退院できた。
といっても二日くらい。
「七海さん家まで送ります」
「うん」
二人でバスと電車を乗り継いで、私の自宅へ向かった。
駅からマンションまでの道のりを二人で歩く。
「七海さんの家、俺の家とだいぶ離れてますね」
「そうなんだ」
結婚する覚悟は決まったものの、私たちは別々の生活。
どうしたものか。
「七海さん、一緒に暮らしませんか?」
「え?」
「俺たち夫婦ですし、七海さんを一人にするのは心配です」
勇凛くんと一緒に暮らす──
今の距離感ですら感情が忙しいのに、同じ屋根の下で暮らすんなんて。
返答に悩んでる間に、自分のマンションに着いてしまった。
「あ、あの、その件はゆっくり考えていいかな?」
「はい」
「じゃあ勇凛くん、また落ち着いたら会おう」
とても夫婦の会話だと思えない。
家の前で離れようとした時、
「七海さん、俺今日泊まってもいいですか?」
勇凛くんが真剣な顔で言った。



