【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして

私は起きてすぐ勇凛くんにメッセージを送った。

『おはよう。今日勇凛くんに話したいことがある』

暫くするとメッセージがきた。

『はい、わかりました。大学行ったあと、病院に行きます』

そして、次は会社。

私は電話スペースに行った。

「川崎です。体調不良で入院しているので、今日は休みます」

「入院?いつまで?」

「わかりません」

「そうか……仕事回らないから早く退院して欲しいな」

全く私の体調を心配しない上司。

「退院したらなるべく早く出勤します」

「ああ。宜しく」

電話はすぐに切られた。

これが当たり前だった日常。

本当に私を大切にしてくれる人。

そんな人が現れるなんて。

人生も捨てたもんじゃない。

運はあまりよくないタイプだけど、勇凛くんと出会えた私は運がいいのかもしれない。

病院の窓から見える朝日を見ながら考えていた。

───

「血液検査の結果は良好なので、今日退院して大丈夫ですよ」

医師に言われた。

「はい、ありがとうございました」

よかった、やっと退院できる。

「旦那さんも喜びますね」

看護師さんが微笑む。

「はい…」

医師と看護師が去った後、勇凛くんにメッセージを送った。

『今日退院になったよ』

するとすぐに既読がついた。

『わかりました。できるだけ早く迎えに行きます』

優しい。

その後私は退院の手続きをして、勇凛くんが迎えにくるのを待った。