「何?」
「いつ出すつもりなんですか?」
「今日だけど」
「もうこんな時間ですよ」
「夜間でも受け付けてるんでしょ」
そんなこと覚えている自分に腹が立つ。
「そうなんですね。知らなかったです。でも俺七海さんのご両親に何も言ってないですよ」
「大丈夫大丈夫。どうせ三十路だし」
(待って、勇凛くんの親のことは!?)
「店長、書いてください」
私は店長を呼び出している。
「え、俺が書くの?」
「はい。ダメですか?」
「うーん。めでたいことだからね……うちの店で結婚した客がいるってのは、いいね」
(待って、そんな赤の他人に書いてもらうとか!店長断ってよ!)
奥から初老の女性が出てきた。
「どうしたんですか?」
「この二人結婚するんだってよ」
「まあ、おめでとう」
「あ、ここに書いてくれます?」
「え?私が?」
「はい、二人書かないといけないんです」
「私たちでいいの?」
「はい」
その女性も書いた。
「じゃあ持って行きます」
私は店を出ようとしている。
「七海さん待ってください!お金払ってないですよ!」
「あの子酔ってるの?シラフだと思ってたわ」
勇凛くんはお金を払っている。
「お幸せに!」
二人に言われた。
それから私たちは夜道を歩いている。
「七海さん、本当にこれでいいんですか?」
「うん」
「……わかりました。」
暫く歩いた先にある役所。
その前に立つ。
「七海さん」
「うん?」
振り向くと、勇凛くんが真剣な表情をしている。
「俺、頑張ります」
「うん」
バカすぎる自分。
真剣な勇凛くん。
───目が覚めた。
「責任……とらなきゃ」
私は覚悟を決めた。
「いつ出すつもりなんですか?」
「今日だけど」
「もうこんな時間ですよ」
「夜間でも受け付けてるんでしょ」
そんなこと覚えている自分に腹が立つ。
「そうなんですね。知らなかったです。でも俺七海さんのご両親に何も言ってないですよ」
「大丈夫大丈夫。どうせ三十路だし」
(待って、勇凛くんの親のことは!?)
「店長、書いてください」
私は店長を呼び出している。
「え、俺が書くの?」
「はい。ダメですか?」
「うーん。めでたいことだからね……うちの店で結婚した客がいるってのは、いいね」
(待って、そんな赤の他人に書いてもらうとか!店長断ってよ!)
奥から初老の女性が出てきた。
「どうしたんですか?」
「この二人結婚するんだってよ」
「まあ、おめでとう」
「あ、ここに書いてくれます?」
「え?私が?」
「はい、二人書かないといけないんです」
「私たちでいいの?」
「はい」
その女性も書いた。
「じゃあ持って行きます」
私は店を出ようとしている。
「七海さん待ってください!お金払ってないですよ!」
「あの子酔ってるの?シラフだと思ってたわ」
勇凛くんはお金を払っている。
「お幸せに!」
二人に言われた。
それから私たちは夜道を歩いている。
「七海さん、本当にこれでいいんですか?」
「うん」
「……わかりました。」
暫く歩いた先にある役所。
その前に立つ。
「七海さん」
「うん?」
振り向くと、勇凛くんが真剣な表情をしている。
「俺、頑張ります」
「うん」
バカすぎる自分。
真剣な勇凛くん。
───目が覚めた。
「責任……とらなきゃ」
私は覚悟を決めた。



